千春は私とのSEXで絶頂を迎えたことはない。高平とのSEXビデオを見てそれを知った。 1/5
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名前: 良介 投稿日: 03/07/02 19:28 ID:7JFkRRq+
浴室を出ると部屋は真っ暗だった。
ベッドの上が膨らんでいる。
千春が布団の中にいる。

明らかに私を誘っている。
千春から私を誘っているのだ。
こんな千春は初めてだった。

布団に入ると千春は下着姿だった。

61 名前: 良介 投稿日: 03/07/02 19:30 ID:7JFkRRq+
「なんか今日のお前変だよ?」

「変なのは良ちゃさんでしょ!!」

「どうせなら全部脱いでおけばいいのに」

「私にはこれが限界です」

また高平に嫉妬した。
私にとっての千春の限界線は所詮下着姿なのだ。
私は頭に血が上り、強引に下着を剥ぎ取った。



63 名前: 良介 投稿日: 03/07/02 19:58 ID:7JFkRRq+
私は千春と口を重ねる事もなく、
布団の下へと潜っていった。
千春の足を広げ局部に顔をうずめる。

「良ちゃ・・・」

千春がなにやら話そうとしたが、
すぐにそれは息遣いに変わっていった。

いつもと違う事に千春は感じている筈だ。
そしてこの日千春はそれを受け入れた。
いや、千春のそこから溢れ出す愛液を見る限り、
むしろこれを望んでいるかのように感じられた。

65 名前: 良介 投稿日: 03/07/02 20:22 ID:7JFkRRq+
布団を剥ぎ取り千春の顔を覗き込む。
「気持ちよかった?」
「布団かけてよ」

「だから気持ちよかった?」
「ねえ・・どうして今日はそういう事言うの?」

「たまにはいいじゃん。それよりすげー濡れてるよ。」
「ねえやめてよ・・そういう事言うの。早く布団かけて。」

「いいじゃねーか別に。ほらこれ見ろよ。」

愛液を手につけ千春に見せつける。
それを見て千春が顔をそむける。

66 名前: 良介 投稿日: 03/07/02 20:50 ID:7JFkRRq+
「なあ裏ビデオ見る?」

「良ちゃん?いい加減にしないと怒るよ。」

「なんでいいだろ?ビデオ見ながらやろうぜ。
 きっともっと濡れるよ。」

千春が私を睨んだ。
千春の大きな瞳で睨まれ、私は思わず視線をそらした。
このビデオを見せたら千春はどういう行動を取るだろう。
どれほど傷つくだろう。

千春との別れが目前に迫っていた。
このビデオを再生すれば全てが終わる。

67 名前: えっちな21禁さん 投稿日: 03/07/02 20:51 ID:Lc7pazZ3
一番美味しいとこキターーーーーーーー

68 名前: えっちな21禁さん 投稿日: 03/07/02 20:53 ID:rkN4r5SL
キタ━━━()( )(  ゚)(  )(  )( )()━━━!!!!!

69 名前: えっちな21禁さん 投稿日: 03/07/02 20:56 ID:Rfdm/nc0
早く早く(*)=3ハァハァ

70 名前: 良介 投稿日: 03/07/02 21:05 ID:7JFkRRq+
「よし!見ようぜ!」
私は起き上がりテレビをつけた。
すぐにビデオの画面に切り替えた。
そしてビデオのリモコンに手をかけた時、千春が大声を上げた。

「私帰る!!」

千春は立ち上がり服を着はじめた。
千春は私に背を向けたままそれ以上何も言わなかった。
こうなることは初めから予想できた。

言うまでも無く千春はビデオの中身を知らない。

このままではただの喧嘩別れになってしまう。
真実を知らせないまま別れる訳にはいかない。

私はこみ上げる涙をこらえ、静かに再生ボタンを押した。

71 名前: えっちな21禁さん 投稿日: 03/07/02 21:06 ID:0PlK449n
うおおおおおお!!!!
どうなるんだあああああああ

76 名前: 良介@続きは自宅からカキコする 投稿日: 03/07/02 22:09 ID:7JFkRRq+
再生音の後すぐに画面から女の声が聴こえてきた。

「馬鹿みたい!私帰るから!今日の良ちゃん変だよ」

着替え終わった千春が私の方を振り向かずそう言った。

しかしテレビの中の千春は止まらない。

(あぁぁ・・高平さんも・・・早く・・早くして?・・ぁあ・・)

玄関へ歩き出そうとした千春の動きが止まった。
目の前にある窓ガラスが、現実の千春のその姿を映し出していた。

81 名前: ウッソ@おうち 8HmCVsUsSo 投稿日: 03/07/02 22:31 ID:ZiG/OfSD
泣けるTT

93 名前: 良助@自宅 投稿日: 03/07/03 00:03 ID:Fd9J6JdJ
「ど・・・どうして!?」
千春の声は悲鳴に近かった。

「それはこっちが聞きたいよ・・・」
私は不思議と冷静だった。

「見ろよ千春。お前ってこんな事する女だったんだな・・
最低だよお前は。」

テレビの中の千春が私の名を叫び絶頂を迎える時だった。
私はテレビのボリュームを上げた。

私は千春が一番傷つくであろう言葉を選んだ。
そして一番傷つくであろう行動を選んだ。
そうする事で自分自身にけじめをつけたかった。

103 名前: 良助@自宅 投稿日: 03/07/03 00:24 ID:Fd9J6JdJ
「やめてよっ!!!」
千春が私からリモコンを取り上げた。

映像は再び黒い画面に切り替わった。
画面の右上にはビデオ1の文字だけが怪しく映し出されていた。

千春がビデオデッキからビデオテープを取り出した。
テープの中から磁気テープを引き出し始めた。

泣きながらそれが無くなるまで千春は続けた。
私はその全てを見届けた。
不思議と酔いが覚めていた。
いや、始めから酔った振りをしていたのかもしれない。


107 名前: 良助@自宅 投稿日: 03/07/03 00:48 ID:Fd9J6JdJ
磁気テープの山に埋もれ、まるでへたり込むように座って泣いている
千春に話しかけた。

「俺の知らない千春がいっぱいいたよ。
そのタイトル通り知らない世界がそこにあった。」

千春は何も言わなかった。

「悲しいけど高平という男が羨ましかった。」

「高平とSEXするお前を見て、何度もオナニーしたよ。
恥ずかしいけどな?今度高平に会ったらそう伝えてくれ。」

私は精一こみ上げる涙をこらえた。
最後に言わなければならない事があった。

「別れよう千春」

114 名前: 良介@(藁) 投稿日: 03/07/03 00:59 ID:Fd9J6JdJ
千春が下を向いたまま激しく頭を横に振った。

「俺はこの結論を出すまで、本当に悩んだよ。
 死ぬほど悩んでも答えが出ないくらい千春が好きだ。」

涙声になってしまった。

「私は・・」

「何も言うな」

何か言おうとした千春を制した。
いい訳は聞きたくなかった。

千春のいい訳を聞いたら、又元に戻ってしまいそうだった。

117 名前: 良介@(藁) 投稿日: 03/07/03 01:03 ID:Fd9J6JdJ
「私は別れたくない・・別れない・・別れない・・・」

私は何も言わなかった。
千春はまるで念仏でも唱えるようにその言葉を繰り返していた。

「送っていくよ千春。荷物は後で送る。」

しばらく千春はその場を動かなかった。
私も何も言わなかった。
そして再び私が千春に話しかけようとした時、
今度は千春がそれを制した。

「いい。1人で帰れる・・」

千春は周りに散乱した磁気テープをかき集めると、
自分のバッグへしまい込んだ。

118 名前: 良介 投稿日: 03/07/03 01:06 ID:Fd9J6JdJ
千春が玄関へ向かった。

私は振り向かなかった。

やがてドアノブの乾いた金属音が部屋中に響いた。

「良ちゃんが好き。死ぬほど好き。」

千春はそう言葉を残し、部屋を後にした。
千春から好きという言葉を聞いたのは
交際してから初めてだった。

そして皮肉にもこれが千春の最後の言葉だった。

120 名前: えっちな21禁さん 投稿日: 03/07/03 01:09 ID:Wd67KkE+
>>118
さいご?さいごってなんだよおおおおお!!????

132 名前: 良介@>>128まったくだ。 投稿日: 03/07/03 01:28 ID:Fd9J6JdJ
あれから3ヶ月が過ぎた。

この3ヶ月間で驚く程環境が変わった。

携帯電話の番号が変わった。

アドレス帳から千春の名前が消えた。

住所が変わった。

そして職場が変わった。

あれからすぐに千春の荷物を、千春の自宅へと送った。

幸い仕事に忙殺され、しばらく千春の事を忘れることが出来た。

158 名前: 良介 投稿日: 03/07/03 11:26 ID:6sKJFxDE
私の新しい生活が既に始まっていた。
千春が全てだった私にとっては第2の人生と言っても過言ではなかった。
新しい職場に慣れた。
新しい仕事に慣れた。
新しい仲間が出来た。

後は新しい生き甲斐が見つかればいい。

千春との別れを選んだ私の判断は間違っていなかった。

それなのに・・・

その日玄関のドアを開けると、
そこに大きな荷物を抱えた千春が立っていた。

161 名前: 良介 投稿日: 03/07/03 11:44 ID:6sKJFxDE
胸が締め付けられた。理解出来なかった。
なぜ千春がここにいるのだ。

「良ちゃ・・」
「何でここが解った!?」
「良ちゃんのお父さんに聞きました・・・」

実家には新しい住所は誰にも教えるなと言っておいた筈だ。

「突然押しかけてごめんさい。でもこうするしか・・」
「何しに来た?」

千春がうつむいた。
そして何か思いついたかのように、その場にしゃがみ込み、
ボストンバックの中から何かを取り出した。

170 名前: 良介 投稿日: 03/07/03 12:16 ID:6sKJFxDE
「これ・・あの次の日良ちゃん誕生日だったでしょ?
あの時渡しそびれちゃったから・・・」

千春と別れた翌日は、確かに私の誕生日だった。

「こんな事の為にわざわざここまで来たのか?」

酷く残酷な事を言ってるのは解っていた。
再び千春がうつむいた。

「入れよ」

171 名前: 良介 投稿日: 03/07/03 12:20 ID:6sKJFxDE
千春にとっては初めての部屋だ。
中に入ると千春はその場に座りながら部屋の周りを見回していた。
この部屋には千春との思い出の品は何も置いてない。

写真はもちろん、千春のコップや、千春の歯ブラシ。

千春に選んでもらったクッションも、
上京した当時に実家から持ってきたセンスの無い座布団に変わっていた。

あれから間もなく千春は以前勤めていた会社を辞めたという。
高平との事はこの時あえて聞かなかった。

172 名前: 良介 投稿日: 03/07/03 12:23 ID:6sKJFxDE
「良ちゃんは元気だった?」

「ああ。新しい彼女が出来た。」

千春に嘘をついた。

「そう・・・どんな人?」

「そうだな・・・千春とは違うタイプだな。
 でも好きなんだ。だから・・解るよな?」

これで千春が帰ってくれると思った。
しかし、千春の返答は私にとって予想外だった。

174 名前: 良介 投稿日: 03/07/03 12:54 ID:6sKJFxDE
「私は2番でもいい・・2番目でいいから・・」

「お前とは別れただろう?もうそういう事言うな。」

「私は別れるなんて言ってない。
 別れるって言ったのは良ちゃんだけ。」

「黙れ」

「でも一緒に居れるなら2番でいい・・だから・・」

「俺はそういう付き合い方はできない。俺はお前と違う。」

「私は良ちゃんの事一度だって2番だなんて思ったこと無い!!」

「ふざけるなっ!!!」

珍しく大声を上げた。
千春が驚いてとっさに目をつぶった。


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