そら
そら

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142 オー・ハリー・ツムラ Xb1uNrfekw 2012/06/12() 01:38:57.42 ID:GUMkN+euO
3
あかなめがカウントダウンを始めた。

「待って」
私は喘いだ。こんな初体験は嫌だ。あかなめでもいい。
でも心の準備が。

2
あかなめはカウントダウンを続けた。

「いやあ」
と私は叫んだ。
さらば童貞。君と過ごした毎日はいつもティッシュが臭かった。

0
あかなめはカウントダウンを終えた。

「アーッ!」

143 オー・ハリー・ツムラ Xb1uNrfekw 2012/06/12() 01:44:19.16 ID:GUMkN+euO
MISIA

「ヨーエブリィースイーン、ヨーエブリィースイーン、あなたが、
思うよりつよおくう」

が聞こえた。

「入ったね」

あかなめが言った。オチンチンのプラトニックな思いをほふった
笑みを、ぎょろ目は讃えていた。

「入りましたね」
同時に私は射精前に賢者タイムに入っていた。

−−
私はあかなめと一つになった。

あかなめは急回転でピストンを始めた。



144 オー・ハリー・ツムラ Xb1uNrfekw 2012/06/12() 01:51:41.22 ID:GUMkN+euO
あかなめの膣はきゅうきゅうだった。

締まっているというより、私のオチンチンにはやや小さかった。

また、
ドンドン!
腹部が衝撃を受ける。日曜に話した肉豚程ではないが、痛い。
あかなめの尻はかたかった。かたい尻が落ちる衝撃で、私の玉袋
がベッドに打ち付けられた。

まるでタマタマでドラムを叩いているようだ。

ギンギン痛くなってくる。
何故か私は銀色の痛みと頭の中で表現した。

「もう少しゆっくり
私は哀願した。

「AVはこんなもんだよ」
何言ってんだこいつ。

−−
どうしてこのスレで語った風俗嬢達の騎乗位は似ているのだろうか。

146 オー・ハリー・ツムラ Xb1uNrfekw 2012/06/12() 01:59:25.03 ID:GUMkN+euO
しかし私の妄想力が最後には勝利した。

真の妄想パワーが目覚めた。

−−
あかなめは女だ。女子高生だ。彼女は初めてのセックスを私
としている。だから下手なのだ。乱暴なのだ。でも一生懸命なの
だ。愛おしく思うべきだ。

この命を育む営みを。
彼女を。

妄想力はタマタマの真の力をまで覚醒させた。
オチンチンはかたくなっていたが、それだけだった。
しかし、妄想力により、オチンチンは敏感になった。

膣と擦れる感触。
肉と肉がぶつかる乾いた音。
「フン!フン!
とピストンする女子高生。

−−
私の脳髄のタガが外れた

148 オー・ハリー・ツムラ Xb1uNrfekw 2012/06/12() 02:15:41.24 ID:GUMkN+euO
「ァア」
私はゾンビの如く身体を起こした。

「寝てなよ」
あかなめは私の肩を掴んだ。押し戻そうとした。

しかし私は負けなかった。
女子高生の胸を掴んだ。
ブラジャーの上から掴んだ。

−−
ブラジャーを掌でもんだ。かたい感触。
ブラジャーの下にやわらいだ感触。

「ん、もおー」
あかなめは私の後頭部をまた抱えた。

キスをした。あかなめは前後に動いた。これは痛くない。私は胸
をもんだ。柔らかい、柔らかい、柔らかい。

「ンン、ボプ、ゴブブ」
夢中であかなめの口を吸った。

あかなめは疲れたようだ。腰の動きが落ち着いた。
結果的、オチンチンには優しい。

これが膣。未知の感覚だ。ゴムがあるとはいえ、なま暖かい感覚
がオチンチンを支配した。

その時初めてあかなめの太ももを意識した。

あかなめの足は筋肉質で太いが、太ももは、まだむっちりと表現
されても許された。

太ももの体温を脳が意識した。
またオチンチンがパワーアップした。

そのままの状態でセックスをした。
オチンチンがムズムズしてくる。

「イキソウデス、イキソウデス」
「片言は止めて」
「出そうです。出そうです」
「イインダヨォー」
とあかなめは私の顔に頬を寄せた。
胸が締まった。
女性にこんな風に抱き締められたのは初めてだった。

だいぶ無理な体制であかなめが上下運動を始めた。
またキンタマに激痛が走ったが、それにも興奮した。

尿道が、熱い。

149
オー・ハリー・ツムラ Xb1uNrfekw 2012/06/12() 02:21:24.14 ID:GUMkN+euO
「ヒグッ、ヒッチャウ、ヒッチャイマス」
と私は言った。
「イインダヨ!
とあかなめは言った。

−−
尿道に激流が走った。
−−
オチンチンが、あかなめに、子供達を、放った。

「ガッ、アッ、ガッ
そう、私は射精した。
体の痙攣がおさまらなかった。
電気マッサージを受けているみたいだ、とあかなめは言った。

あかなめは私から降りなかった。
強力で私を締めあげていたたが、それすら心地よかった。

150 オー・ハリー・ツムラ Xb1uNrfekw 2012/06/12() 02:26:09.38 ID:GUMkN+euO
もう目蓋が閉店を告げている。
今日は帰宅が遅れた事を許してほしい。

ここ迄が三人目の前半である。
私が射精したのは入って20分たたず。
まだ一時間はある。




−−
なぜ、彼女が誇り高きソープ嬢なのか。後半で語らせて頂く
としよう。

誠に申し訳ありません。
皆様、お付き合いありがとうございます。
お休みなさいませ。

151 名も無き被検体774+2012/06/12() 02:27:58.99 ID:6FT2pINyO
面白かったです!!

153 名も無き被検体774+2012/06/12() 04:01:49.22 ID:+IIRZe4p0
あー
おもろかったwwww

先生おやすみなさい

158 オー・ハリー・ツムラ Xb1uNrfekw 2012/06/12() 12:45:20.98 ID:GUMkN+euO
昼休みだ。続きを書くだけの時間はない。

頂いたコメントの中で、物書きであるか尋ねられた。物書きでは
ない。

教養がない森見登美彦の文、酔っぱった江戸川乱歩の文と言われ
るが、物書きではない。

また私は23歳だ。ゆとりだ。平成生まれだ。
断じて30歳以上ではない。
ではまた。

160 名も無き被検体774+2012/06/12() 18:01:37.09 ID:UJ+LnQim0
面白かったw

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178 オー・ハリー・ツムラ Xb1uNrfekw 2012/06/13() 22:31:03.99 ID:oTuELf8AO
始める。

——
なぜSEXを人はするのだろうか。

本日正午、会社のトイレでオナニーをした私は考えた。

答えはすでに決まっていたようなものだ。

私たちはSEXによって命を授かった。

SEXは私たちの原点だ。

SEX。それは私たちが原点に戻る行為だ。

短く生きた者がいた。長く生きた者がいた。

太く生きた者がいた。短く生きた者がいた。

いかなる生涯を歩もうとも私たちはSEXで原点に戻る。

己の、自分自身の始まりの瞬間に戻るのだ。

SEX。それは己の歩んできた道を、振り返り戻る作業でもある
のだ。

SEX。それはタイムマシンでもあるのだ。

——
それが何を意味するのか。私はそれを語るほど、膣におちん
ちんを入れてはいなかった。

ドアにノックの音がした。

——
早く出ろ。

掃除のおばちゃんだ。

私はトイレを出た後、ティッシュにくるんだ子供たちを水子とし
て葬る儀式を忘れていたことに気がついた。

——
ティッシュはタイルの上に置いたままだった。

179 オー・ハリー・ツムラ Xb1uNrfekw 2012/06/13() 22:33:06.09 ID:oTuELf8AO
自宅で下書きを書いた。今夜は一気に投稿しよう。

あかなめ。最初の女だった。

誰かと出会うのことでその人の人生が大きく変わることがある
by加藤あいinハケンの品格)。

そんな出会い、生涯に何度もあるだろう。誰もがそうだろう。
一分でもいい。思い出して頭の中にリストを作って欲しい。何人
もいるだろう。

私のリストにも何人もいる。その中にあかなめの名前が、私と彼
女の陰毛を組み合わせて表現されていた。

記憶は、また今夜も、部屋の窓を開けて、一年前へと精子を飛ばした。

180 オー・ハリー・ツムラ Xb1uNrfekw 2012/06/13() 22:35:04.64 ID:oTuELf8AO
「落ち着いた?」

あかなめが私に尋ねた。

あかなめと部屋に入って20分くらいたっていた。まだ一時間もあった。

私はうなづいた。

「SEX。怖くないでしょ」

怖くはなかった。妄想力のおかげで気持ちがよかった。代わりに
いたかった。タマタマが痛かった。銀色の痛みは治まらない。

「はじめにやっちゃえば、気持ちが楽になるでしょ」

とあかなめは供述した。

私が裁判官なら執行猶予なしの終身刑3回を彼女に下していただ
ろう。

181
オー・ハリー・ツムラ Xb1uNrfekw 2012/06/13() 22:37:54.19 ID:oTuELf8AO
私とあかなめは服を脱いだ。あかなめの肌はきれいだった。小麦色をしていた。

太股はむっちりしていた。アフリカの人々の肌の色をマルコムX
は黄金の肌と表現した。あかなめの肌もそれに近かった。

「ブラジャーをとって」




ベットに腰をかけて私に背中を向けたあかなめが要求した。私は承諾した。


下着を取った。

——
私はヘルスで風俗嬢のおっぱいを数人なめてきた。
しかし。この瞬間、私は初めておっぱいを見た時のことを思い出した。

そのヘルス嬢は小柄だった。

下着姿でも私は正視できなかった。

こたつの中で、家の住人の足の裏の悪臭にまみれた空気を吸いな
がら眠るような、笑顔をヘルス嬢はした。

「女の子のおっぱいみるの恥ずかしいでしょ。私も恥ずかしいよ」

ブラジャーを取り外したのは私だ。やたら周りが静かだった。
ヘルス嬢のおっぱいが拡大されて私の目に走った。

かわいいおっぱいだ。Cカップ。もむと硬かった。でもかわいい
おっぱいだった。

——
ちなみにヘルス嬢とのプレイは彼女の太股に精子をぶっかけて終わった。

ブラジャーを外した瞬間、私は、言葉では言い表すことができな
い、「ときめき」を思い出した。

殺伐とした世の中で、そういう気持ちをずっと持っていたい。
そう思った。

182 オー・ハリー・ツムラ Xb1uNrfekw 2012/06/13() 22:42:27.90 ID:oTuELf8AO
「ああ」
と、あかなめが言った。
「ヘルス言ったことあるんだよね、じゃあおっぱいは見慣れているのか」

嗚呼、あかなめ、あかなめよ。
そうか、そなたは私を盛り上げようと、こんなにももったいぶっ
ておっぱいを見せないでいたのか。

嗚呼、あかなめ、あかなめよ。
そうか、そなたはSEXが下手でも、こんなにも盛り上げること
に心を費やしてくれるのか。

——
あかなめが振り返った。初めておっぱいを見た時のような、
静寂がした。

水を風呂に入れている音がする。
蒲団がこすれる音がする。
でも聞こえない。
いや、聞こえているが、どこか遠くから聞こえてきた。

——
あかなめの巨大な乳房は垂れていた。
男たちに夢を吸われて垂れていた。
黒ずんだ乳首が下を向いていた。
乳首の毛穴がはっきり見えた。

大きかった。つかんだときは確かに大きかった。そう、実物も大
きかった。

でも重力に負けていた。
派手に負けていた。
壮大に負けていた。

と、言うのは大きな嘘だ。

——
あかなめの巨大な乳房は垂れてなどいなかった!
Eカップ!Eカップ、そうだ!
諸君Eカップだ!褐色の乳房が室内の白い光を反射して輝いた!
乳首!そう諸君、乳首はどうだろうか!

ピンク!人間のおっぱいの色をしていた!がっかりおっぱいなど
という代物ではなかった!

私の前には完ぺきな!そう!

古今東西南北老若男女レディースエンドジェントルマンおじいちゃ
んおばあちゃん少年青年壮年老年幼女少女熟女誰もが認めるおっ
ぱいが!

——
私の。

——
目の前に。

——
あった。

183 オー・ハリー・ツムラ Xb1uNrfekw 2012/06/13() 22:44:23.87 ID:oTuELf8AO
「形は自信あるんだよ」

ぎょろ目のあかなめが言った。同時に腹部も叩いた。

「腹筋も自信あるんだよ」

「!」

私は驚愕した。あかなめの腹筋は綺麗に六つに割れていた。

「貴女、その腹部は」

「夜腹筋してるの。ダンベルも」

あかなめは私の手を引いて立ち上がった。

why?

「見た目がいい」

何言ってんだこいつ。

よく見ると彼女の肉体はアスリートだ。無駄な筋肉がなかった。

−−
確かにSEXはスポーツだ。でも、こんなに筋肉はいらない。




184
オー・ハリー・ツムラ Xb1uNrfekw 2012/06/13() 22:46:18.21 ID:oTuELf8AO
彼女は髪の毛を縛って私の体を洗った。

洗われている間、私はインタビューをした。

あかなめ——何歳に見える。

——26歳。

あかなめ——そうそう。でもそう見えないでしょ。風俗やってる
とホルモンのバランス乱れちゃうから、老け顔になりやすいんだ
よね。どのくらいいると思う。

——新人とあるから一カ月。

あかなめ——今年で三年目です。

——ベテランではないか。

あかなめ——ううん。まだ新人。これだけは譲れない。

——どうしてだろうか。

あかなめ——最初に全てがある。そう考えるから。最初に料理を
作った時、最初の恋、最初のSEX。最初に経験したことに全て
があるの。後から経験したことは、おまけ。だから私はずっと新
人。

——哲学的だ。

あかなめ——ニーチェの話でもしようか。

185 オー・ハリー・ツムラ Xb1uNrfekw 2012/06/13() 22:48:13.09 ID:oTuELf8AO
——なかなか教養があるようだ。

あかなめ——風俗嬢のたしなみなだけ。新聞は毎朝三紙読んで来てる。

——そうだな、アルフレッド・ヒッチコックについて話そうか
(映画監督だ)。

あかなめ——北北西に進路を取れの良さがわからないわ。

——! 私もだ。

あかなめ——君もか。

——アルフレッドはサスペンスが下手だ。

あかなめ——でもホラースリラーっていうのかな、区別がわか
らなくなったけど。そういったものは得意だ。

——! サイコか。

あかなめ——レベッカもよ。ヒッチコック。骨のある監督だった。

186 オー・ハリー・ツムラ Xb1uNrfekw 2012/06/13() 22:50:23.68 ID:oTuELf8AO
——…なかなかの趣味だ。ダシル・ハメット(ハードボイル
ド作家)についてはどうだろうか。「マルタの鷹」は傑作だ。

あかなめ——ふ。嘘が上手。「血の収穫」があたしは好き。

——! 私は君をバカにしていただけのようだ。

あかなめ——コンチネンタル・オプ。最高の探偵よ。

——君の勝ちだ。好きにしたまえ。

あかなめ——それじゃ、NCフライス盤のことについてお話しま
しょ。それともダイヤモンド工具がいい?

——私は文科系だ。

あかなめ——あたしは高専卒。切削工具が大好きよ。

何言ってんだこいつ。

——秘密の言葉だ。ぬるぽ。

あかなめ——ガッ。

——

私は負けた。

あかなめ——NC工作機械についてはググれ。

完全に負けた。サイパン島並みの敗北だ。玉砕だ。天皇陛下マンセー。

187 オー・ハリー・ツムラ Xb1uNrfekw 2012/06/13() 22:52:56.53 ID:oTuELf8AO
——風俗にはたくさんのお客が来る。それぞれの話に合わせられ
るよう、広く学ぶ必要があるの。

あかなめはつぶやき風呂に入った。ちなみにあかなめは体を洗う
のがうまい。ときどき私の体にキスをした。しかし吸い過ぎだ。
キスの跡が赤く残った。

風呂に入ると彼女は私の体に寄り添った。硬い。石みたいに硬い。

「SEXって体でするものじゃないの。知ってた?」

「解説を頂こう」

「キスや抱きしめあった圧力は触覚。
息遣いや体液の音、体をなめる音は聴覚で。
相手の体を視覚で。耳で感じて、肌で感じて、目で感じて。
でも一番なのは気持ち」

「!……気持ち」

「見えるけど」

「見えないもの」

あかなめはうなづいて、
「引用元:遊戯王」
といった。

「どうしたら気持ちよくなれるんだろう。一人だけ気持ち良くなっ
ても意味がないの。二人で組み立てるもの。それが」

——
SEX。

「!……二人で組み立てるもの」

私の生涯で今まで考えたことがないものだった。


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