今までにあった修羅場を語れ【その21

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名無しさん@おーぷん2017/04/12()00:22:24ID:p6j
取り留めの無い長文で恐縮ですがご容赦ください。

崩壊はある日突然訪れました。
私がまだ幼い時、両親が交通事故で他界し、
当時比較的若かった父方の祖父母の養育と母方の支援も受け慈しまれ育てられました。
お金のことは心配ないと短大にまで進学させて戴き
憧れ、目標にしていた両親が生前勤務していた企業に就職することが出来ました。

就職して四年ほど経った頃、電車に乗り帰宅していると若い女性に声を掛けられ
顔を見ると通勤や帰宅時にたまに見かける女性で、
その日以来顔を会わせる度に会話をするようになり打ち解け
名前や連絡先を交換するまでになりました。

女性の名は美鈴と言い彼女の性格に惹かれ好意を抱き告白しようと思った頃、
先を越される形で告白されました。
私は喜んで受け入れそれから三年の間お互い愛を育み、
今度は先を越されぬよう結婚の申し込みをし
美鈴も感極まった表情で受け入れ、結婚しました。
お互い支え合い愛し合い、本当に幸せな毎日でした。
そんな生活が二年続き、そろそろ子供が欲しいと思い出した頃、
会社の事情で海外支社へあくまで正式な担当者が決まるまでの一時的な措置
という話で私が指名されました。

私は断固拒否しましたが、
適任者は私しか居ないと上司に説得され受け入ざる得ませんでした。
私は沈痛な気持ちで、美鈴に報告しました。彼女は泣き出しましたが
数日後、気丈にも少しの間だけだから大丈夫と言って同意してくれました。