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296 オー・ハリー・ツムラ Xb1uNrfekw 2012/06/18() 02:01:51.58 ID:JSD9Ai8IO
冬休みになった。初日だった。
私は性欲も食欲もなく、布団で寝ころんでいた。

骸骨のことを考えた。
今頃彼氏と何をしているのだろうか。
遊びに乏しい私には理解できなかった。

――
SEXかなあ。

不埒な考えが頭をよぎった。

私は幼かった。骸骨のことを「他の女性とは違う特別な人」と考
えていた。自分でも気持ちが悪い考えだが、その考えを捨て切れ
ずにいた。

骸骨は私のものではない。骸骨が何をしようと私が口を出すのは
おかしい。

もう骸骨のことを忘れたかった。一方的に、利己的に、私は彼女
を闇の歴史にしていた。

出会わなければよかった。
嫌いだったらよかった。

−−
想像力はいつも時を超えるタイムマシンだ。
私はタイムマシンに乗って、骸骨が彼氏と今までどんなことをし
たのかを考えた。

――
あんなぁこと。

――
こんなぁこと。

――
やぁったでしょ。

「うおおおお」

私は最悪だった。勝手に想像して勝手に傷ついていた。