【1/8】
【2/8】
【3/8】
【4/8】
【5/8】
【6/8】
【7/8】
【8/8】
296 :オー・ハリー・ツムラ ◆Xb1uNrfekw :2012/06/18(月) 02:01:51.58 ID:JSD9Ai8IO
冬休みになった。初日だった。
私は性欲も食欲もなく、布団で寝ころんでいた。
骸骨のことを考えた。
今頃彼氏と何をしているのだろうか。
遊びに乏しい私には理解できなかった。
――SEXかなあ。
不埒な考えが頭をよぎった。
私は幼かった。骸骨のことを「他の女性とは違う特別な人」と考
えていた。自分でも気持ちが悪い考えだが、その考えを捨て切れ
ずにいた。
骸骨は私のものではない。骸骨が何をしようと私が口を出すのは
おかしい。
もう骸骨のことを忘れたかった。一方的に、利己的に、私は彼女
を闇の歴史にしていた。
出会わなければよかった。
嫌いだったらよかった。
−−想像力はいつも時を超えるタイムマシンだ。
私はタイムマシンに乗って、骸骨が彼氏と今までどんなことをし
たのかを考えた。
――あんなぁこと。
――こんなぁこと。
――やぁったでしょ。
「うおおおお」
私は最悪だった。勝手に想像して勝手に傷ついていた。
296 :オー・ハリー・ツムラ ◆Xb1uNrfekw :2012/06/18(月) 02:01:51.58 ID:JSD9Ai8IO
冬休みになった。初日だった。
私は性欲も食欲もなく、布団で寝ころんでいた。
骸骨のことを考えた。
今頃彼氏と何をしているのだろうか。
遊びに乏しい私には理解できなかった。
――SEXかなあ。
不埒な考えが頭をよぎった。
私は幼かった。骸骨のことを「他の女性とは違う特別な人」と考
えていた。自分でも気持ちが悪い考えだが、その考えを捨て切れ
ずにいた。
骸骨は私のものではない。骸骨が何をしようと私が口を出すのは
おかしい。
もう骸骨のことを忘れたかった。一方的に、利己的に、私は彼女
を闇の歴史にしていた。
出会わなければよかった。
嫌いだったらよかった。
−−想像力はいつも時を超えるタイムマシンだ。
私はタイムマシンに乗って、骸骨が彼氏と今までどんなことをし
たのかを考えた。
――あんなぁこと。
――こんなぁこと。
――やぁったでしょ。
「うおおおお」
私は最悪だった。勝手に想像して勝手に傷ついていた。